まったく違う!受験生の夏期講習と冬期講習の違い
みなさんは、塾の夏期講習・冬期講習をどう考えているでしょうか?
「夏も冬も同じように朝から晩まで勉強するんでしょ」
みたいなイメージでしょうか。
もしあなたが受験生なら、
その考え方は危険です!
受験生にとって、夏期講習と冬期講習は、まったく違います。
どちらも”ただ何となく”で勉強してしまうと
講習の効果は半減です。
今回は、夏期講習・冬期講習の意味と勉強法について解説していきます。
夏期講習は総復習・苦手克服を重視
早いところでは、6月末ごろから始まる夏期講習。
受験まで9ヶ月〜7ヶ月ほどあります。
この準備期間は
「まだ9ヶ月ある!志望校の合格へ向けて勉強しよう!」
という心持ちで焦らずいきましょう。
具体的な勉強のやり方は次の通り。
”夏期講習の勉強法”
①中学3年間の総復習
→得意科目・苦手科目の洗い出し
②苦手科目の勉強
→苦手科目の克服で地盤固め
夏は得意を伸ばすより”苦手克服”を優先
夏は冬よりも受験までの期間に余裕があります。
また、夏休みの方が冬休みより長いです。
したがって、より時間のかかることを勉強すべきです。
具体的に言えば、
あなたの”苦手科目”の勉強です。
点数を伸ばすための方法は大きく2つあります。
”点数を伸ばすための方法”
- 得意科目を伸ばす
- 苦手科目を克服する
苦手な科目を勉強するほうがエネルギーも時間もかかりますよね?
苦手科目の勉強は、苦労する割に、すぐには点数が伸びません。
ですが、苦手科目をじっくり勉強しなおす最後のチャンスは、
この夏休みしかありません!
ここで苦手科目を克服しておけば、入試対策がかなり楽になってきます。
冬期講習は入試対策に特化
冬期講習は、冬休み前後の12月〜1月で実施されます。
当然ですが、受験生に冬休みなどありません!
1、2年生の頃のように、あったかい部屋でお餅を食べてる余裕など無いのです!
「入試までもう3ヶ月しかない。入試対策に集中しよう!」
という時間感覚を持ちましょう。
具体的な勉強方法は次の通りです。
”冬期講習の勉強法”
①志望校の最終決定・入試分析
→入試の出題傾向をみて勉強の取捨選択
②ひたすら入試対策
→志望校の出題傾向に特化した勉強
冬は入試対策に特化した”無駄のない”勉強を
じっくりと時間をかけた勉強をする夏と違い、
冬は勝負の期間です。
冬休み前までに、願書を出す最終の志望校を必ず決めましょう。
そして入試の出題傾向をみて
「何を勉強して、何を捨てるか」
勉強科目の絞り込みをしましょう。
冬は得意科目をガンガン伸ばしていきましょう。
夏に苦手科目を克服できているほど、自分の得意な科目の勉強に集中できるはずです。
また、入試過去問を解きまくりましょう。
目的は、
「入試問題の構成を把握するため」
「入試問題のレベルに慣れるため」
です。
オススメは、入試の過去問を朝に解くこと。
受験当日も問題を解くのは午前中です。
午前中にパフォーマンスをMAXにする練習もできるといいですね。
夏期講習・冬期講習を受講した方がいいのか
夏期講習・冬期講習のメリットはこれです。
「集中して勉強できる最善・最強の環境」
お金のことを考えなければ、夏期講習・冬期講習には行くべきだと、
僕は考えています。
もし、あなたが講習に行きたいと本気で思うなら、
その気持ちを親に伝えなきゃいけません。
夏期講習・冬期講習は決して安くはないんです。
ですが、気持ち+”説得力”も必要です。
まずは塾に親子で相談に行ってください。
そこで、自分が本気で勉強に取り組める!と感じれば、
その気持ちを率直に伝えてみてください。
塾の先生も協力してくれるはずですから、一緒に親を説得しましょう。
まとめ
今回の記事のまとめはコチラ↓
- 夏期講習と冬期講習の違いを理解しよう
- 夏期講習は”苦手科目克服”
- 冬期講習は”入試対策特化”
- 講習はどちらも行くべき(最強の環境)
- まずは親子で塾へ相談しに行こう
やらずに後悔するなら、思い切ってやってみましょう!