中学数学ぐんぐんブログ

中学数学は必ず伸ばせる〈6ヶ月で50点上がる数学勉強〉

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僕が半年で高校受験生の数学を50点アップさせた指導法

成績アップの画像

 受験期は、勉強に対して最も熱が入る時期です。

 

受験期に正しい勉強法を身につければ、いくらでも挽回が可能だと、僕は考えています。

 

僕が教えてきた生徒の中には、受験までの半年で数学の点数が50点も伸びた子もいました。

 

今回は、僕が実際に生徒に行なっていた指導法について紹介していきます。

 

先生が居なくてもできるので、ぜひ実践してみてください!

10月に40点だった中3の数学が3月で90点になった話

成長する学生の画像


僕が教えてきた生徒の中に、中3の10月から指導を始めて、3月には数学の点数が50点伸びた子がいました。

 

その生徒にとって数学は苦手科目でした。

 

ですが、受験を迎える頃には、1番の得意科目になっていました。

 

教えていたのは数学だけではなかったので、5教科の合計点数でいけば80点以上アップしていました。

 

なぜ、そんなに点数が上がったのでしょうか?

 

答えはシンプルで

 

毎日勉強する習慣を身につけさせた

 

からです。

 

その生徒は、やる気があるときは1日に5〜8時間勉強しますが、やる気がないときは一切勉強しないというタイプでした。

 

波があるタイプですね。

 

総合すると1日の平均勉強時間は、およそ2時間程度でした。

 

1日10分でもいい。英文を1文読むだけでもいい。とにかく毎日机に向かいなさい

 

これを塾があるたびに言い続けていたところ、勉強を毎日やる習慣が身についてきました。

 

その生徒の点数が伸びたのはこの頃です。

 

この生徒に限らず、勉強しても成績は伸びない子の特徴は、

 

毎日勉強していない

 

これが大半です。

 

勉強の習慣をつけることができれば、皆さんの成績は大きく変わることでしょう。

数学を50点アップさせた指導法

もっと具体的に、点数をアップさせるために僕が実践してきた指導法についてご紹介します。

「なぜ?」と聞きまくる

疑問を持っている女の子の画像

僕は、塾で生徒を教えるとき、生徒に考えさせることをとことん意識しています。

 

そのため、よく聞く質問があります。

 

なぜ○○なの?

 

です。

 

例えば、

”問題を解き終わって答え合せをしているとき”

なぜその答えになったの?

 

”授業形式で分からないところを説明しているとき”

なぜこうなると思う?

 

”宿題を忘れたとき”

なぜ忘れたの?(やってこなかったの?)

 

定期テストの点数を見て”

なぜこんなに点が取れたと思う?(取れなかったと思う?)

という具合です。

 

もちろん何かにつけて「なぜ?」と聞いていたわけではないですよ。

 

これをするのには2つの理由があります。

 

  • こまめに振り返りをさせるため
  • 自分の言葉で話してもらうため

 

 学業はテストの点数や進学先など、結果に目が行きがちです。

 

ですが、重要なのは「結果よりもプロセス」です。

 

具体的には「方法・考え方」といった感じです。

 

その結果に至ったプロセス(方法・考え方)を生徒自身に意識させるためにやっています。

生徒にしゃべらせる(解き方を説明させる)

発表する生徒の画像

「なぜ?」と聞くこと以外にも、もっと踏み込んで生徒にプロセスを意識させる方法も実践してきました。

 

それが「生徒に解き方を説明してもらう」ことです。

 

これは、記憶の定着に最も効果が高い方法でもあります。

 

例えば

 

「この図形の証明問題を最初から全部自分で説明してみて」

 

と言って、生徒に喋らせることを僕はよくやっています。

 

これをやってみると

 

「解き方の丸暗記」や「文章の丸暗記」をしているだけで応用ができないことに生徒自身が気付くんです。

 

この「理解したつもり」というのは先生に言われるよりも自分で気付く方が、よっぽどインパクトがありませんか?

 

自分で気付くことができれば、どうすれば「ちゃんと理解できるようになるか」見えてくるのも早いです。

宿題を大量に出す

大量の書類の画像

さらに僕がやっていたことは宿題を”大量に”出すことです。

 

どれくらい出していたかというと

 

一番多い時は、一週間でテキストが2~3冊終わるぐらい出していました。

 

これをやったのは、受験直前の年末年始です。

 

ですが正直言って受験生にとっては「全然やれないことはない」量なんです。

 

自分でもっとやっている受験生はいくらでもいます。

 

通常でも毎日プリント最低1枚はやらせるような量の宿題を出しています。

 

僕が宿題を大量に出す理由は主に3つです。

 

  • 問題を解く方が記憶の定着の効率がいいから
  • 勉強に向き合う回数を増やすため
  • 達成感をもってもらうため

 「これを全部やってこれば、ほぼ完璧に理解できるようになるよ」というつもりで僕は宿題を出しています。

 

ですが僕は、出した宿題を「必ず全部やってこい」とは言いません。

 

宿題をどこまでやるかは本人に任せています。

 

また、宿題をやってこなかった(やれるはずの量もやってこなかった)場合は、やってこなかった理由を必ず聞きます。

 

「なんで宿題やってこなかったの?」

 

これは決して怒っているわけではありません。

 

こうすることで自分の勉強の習慣やスタイルを振り返ってもらうんです。

 

「どうすれば自分に合った勉強スタイルになるのか」

 

これを考えてもらっています。

 

また僕は、出した宿題プリントは全部生徒に返却しています。

 

生徒によっては、過去にやった宿題を全部溜めておいて達成感をもつようにしていました。

 

これも勉強へのモチベーションを保つのに有効ですよね。

指導法は一人でもできる(先生不要)

僕がこれまでにご紹介した指導法は、先生が居なくても1人で実践することが可能です。

 

ポイントは次の3つです。

 

  • とことん「なぜ?」と自分に問いかける
  • 「一から全部説明できたか」でちゃんと理解したかを判断する
  • ノートにまとめる時間を減らして演習量を増やす

 

どれも1人で今から実践できることばかりですよね。

 

何を覚えたかより、どうやって覚えたか

 

僕が学校の勉強で何より大事だと思っていることです。

 

よく自分の勉強のやり方を振り返ってみてください。

 

そして自分に合った勉強スタイルを自分自身で見つけてください。

 

それが自分の成績をアップさせる一番の方法です。

まとめ

今回の記事のまとめです⬇︎

  • 点数アップの秘訣は「毎日の勉強習慣」
  • 指導法①「なぜ?」と問いかけまくる
  • 指導法②一から解き方を説明させる
  • 指導法③大量の宿題を出す
  • 1人でも指導法は実践できる
  • 自分の勉強スタイルを見つけよう 

 

1日10分でもいいんです。

 

毎日勉強に触れましょう!