100点を目指すのは厳禁!点数アップのための思考法
みなさんは、現在テストで何点ぐらい取っていますか?
「80点以上は安定して取れる!」
「運が良ければ70点!」
「40点…つらい…」
では、そこから更に点数を上げたい場合、まずどんな点数目標を掲げますか?
このとき、
「次はもちろん100点満点!」
もしくは
「次もいつもと同じ点数で」
と考えたあなた。
危険です。
みなさんの学力レベルに応じて、テストに向けた点数目標のたて方は変えるべきです。
ではどのように点数目標を考えたらよいのでしょうか?
それを今回はご紹介していきます。
【70点~90点】100点を目指す前に80~90点を目指す
普段から高得点(70点~90点) を取っている人が、さらに点数アップを目指すには
「80点~90点を確実に取る」
ように勉強をすべきです。
なぜ100点じゃダメなのでしょう?
100点とは、当たり前ですが「一問もミスが許されない」ということです。
これはかなりの精神的なプレッシャーです。
絶対に失敗できないという状況ほど、緊張して手が震える経験ってありますよね?
- ”一問でも間違える=失敗”になってしまう
- 学習範囲全てを完璧に覚えなきゃいけない
このマインドになると勉強のやり方にも悪影響が出てきます。
- いくら勉強をしても足りない気になる
- 完璧にしなきゃいけないので、1つ1つの勉強に時間がかかる
こうなってくると逆に勉強効率が悪くなるの、分かりますよね。
また、仮に一度100点を取ったとしましょう。
その勉強を、次のテストでもできますか?
100点を取るために必死になって勉強したとしても、それを継続できなければ意味がありません。
「どれもこれも全部完璧にする!」
ではなく
「できるものをできるだけ増やしていこう!」
ぐらいの気持ちで勉強に臨むのがちょうどいいんです。
【30点~60点】100をこなすには150の目標が必要
続いては、テストであまり思うように点を取れていない人向けの思考法です。
こういった生徒に対して、僕が点数目標としてオススメしているのは
「いまの点数+30点」です。
30点なら60点を、50点なら80点を目指す、という具合です。
いや、無理でしょww
となりますよね?僕もそう思います。
ですが、それでも+30点を目標にするには理由があります。
「大は小を兼ねる」
これです。
+30点アップは決して、あまりにも程遠い目標ではないですよね?
ココからココまでを出来るようになればイケるんじゃないか?と目標達成の計画が何とか立てられるレベルだと思います。
加えて、+30点アップとなれば、必死になって勉強するはずです。
そうしたら、結果的に+30点もアップしなくても10点くらいはアップしてそうじゃないですか?
テストが50点以下の生徒の場合、点数を上げることは比較的簡単です。
なぜなら、足りないのは勉強の”量”だけだからです。
やれば上がるんです。
ですが勉強の習慣がついていないことがほとんどです。
こういった生徒の場合、テストの点数はあまり重要ではありません。
むしろ、勉強の習慣がついているかに焦点を合わせるべきです。
「いつもの点数+30点」には
”勉強の習慣をつける””その結果少しでも点数が上がる”
という真の目標が存在するわけです。
テスト勉強を通じて、勉強の習慣や自分の勉強スタイルが身についたならば、ここで高得点への道が開けるんです。
- 「いつもの点数+30点」の点数目標を掲げる
- その目標を達成するための学習計画を立てる
- 可能な限り計画に沿って学習を進める
これをやってみてください。
計画の80%でもやることができれば、自分の学習習慣に変化が起こっているはずです。
努力の基準はどこまで?
あなたはテストを受けるとき、いつも不安でしたか?
僕は、不安になるテストとそうでないテストの両方がありました。
その違いは何だったのでしょうか?
それは、テスト勉強をちゃんとやったか、そうでないかの違いでした。
毎月2~3つのテストがあると思いますが「勉強って無限にやることあるからなあ...」と考えてしまうと、どれだけ勉強をやってもテストでは不安になってしまいます。
「ここまでやったんだから悔いはない」と思えるところまで
僕が考える、勉強をどこまでやるかの限度です。
ここまでの努力ができれば、いざテストが始まっても「やれるところまで解き切ろう!」と目の前のテストに集中できるはずです。
まとめ
今回の記事のまとめはこちら↓
- 毎回のテストで点数目標を掲げよう
- 点数目標に100点満点は設定しない
- 点数が低ければ「いつもの点数+30点」を目標に
- テスト勉強をどこまでやるかの限度は「ここまでやったんだから悔いはない」と思えるところまで
自分に合った点数目標を設定しましょう!