解き方を覚えても忘れてしまうときの対処法
学校や塾でせっかく覚えた解法を、すぐに忘れてしまうことありませんか?
それは、あなたが忘れっぽいからではありません。
人は覚えたことを一日で半分以上忘れます。
5個の解法を覚えても翌日には3つ忘れてるんです。
では、どうしたら覚えた解法を忘れないようにできるのでしょうか。
それを今回は説明していきます。
忘れてしまう原因を考えよう
まずは、覚えてもすぐに忘れてしまう原因を考えてみましょう。
原因は、人それぞれですから、自分の生活習慣を振り返る必要がありますね。
- 解法の覚え方はどうだったか?
- 勉強した直後、どんな行動をとっているか?
- 勉強した翌日は、どんな行動をしているか?
以上のことを簡単に振り返ってみてください。
自分の行動に、なにか原因となるようなところはありませんか?
考えられる原因とは
僕が、塾で生徒を指導していて経験した、生徒がすぐ忘れてしまう原因を挙げてみますね。
- 解法を覚えたつもりになっている
- 勉強した直後、復習をしていない
- その日に覚えたことを、翌日に忘れてないか確認していない
なにか問題を解いて、
「ああ、こうやって解くんだ!」
となってから、
本当にちゃんと自分の力で解けるか、確認していますか?
「理解した」と「理解したつもり」というのは、なかなか判別がつきません。
学校や塾で勉強した後、帰宅してすぐに宿題をやってますか?
当日か翌日に復習できてますか?
できていない人は、おそらくそれが解法をすぐに忘れてしまう原因です。
どんな人でも毎日繰り返せば忘れない
一度覚えたことを、その先ずっと覚えていられる人はほぼいません。
ですが「思い出す」という作業を毎日繰り返すことで、
記憶に定着していきます。
これは社会・理科や英単語などの暗記科目だけではなく、
数学でも言えることです。
この「思い出す」という作業の代表的な研究があるので、ご紹介します。
エビングハウスの忘却曲線
代表的な研究というのが、
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが提唱しました。
先ほどのみた忘却曲線のから、人は以下のスピードで記憶を忘却していくことが読み取れます。
20分後:覚えた内容の42%を忘れる
1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
1日後:覚えた内容の74%を忘れる
1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れるこの結果をまとめると
記憶は1日経過しただけで半分以上忘れてしまうということが分かると思います。「こんなにすぐ忘れちゃうのか。。。」とちょっと先が思いやられますね。
ここで引用した記事のAtsueigoさんは、この忘却曲線の結果から、
最適な復習のタイミングを自分で割り出していました!
そこで、私はこれまで何度も自分の忘却曲線を理解するために、様々な復習タイミングを試してみました。
結果、以下の復習タイミングが一番記憶の定着が良い結果になりました。参考にしてください。
【オススメの復習タイミング】
1日後、4日後、7日後、11日後、15日後、20日後
まとめ
今回の記事のまとめはコチラ⬇︎
- 人は、1日で覚えたことの半分以上を忘れる
- 記憶は「思い出す」作業を繰り返すことで定着する
- 復習は5回以上やろう
ぜひ「繰り返すだけで暗記できる!」という実感をしてみてください!