参考書と問題集は違う!それぞれの特徴と使い方を解説
突然ですが、みなさんに質問です。
「参考書と問題集の違いって分かりますか?」
考えてみると、なんとなく分かるのではないでしょうか。
でも、そもそも参考書と問題集って違うの?と思った人も多いはずです。
この2つの違いが分かると、正しい使い方も分かります。
もし自分が学校の教科書以外にテキストを持っているなら、それが参考書なのか問題集なのか、考えながら見てみてください。
参考書の特徴と使い方
参考書は、教科書をイメージすると分かりやすいです。
構成を見てみると
- 例題
- 解説
- 練習問題
の順番に説明がなされている教材ですね。
では教科書とは、どう違うのでしょうか?
参考書は「教科書の詳しい版」
参考書は簡単に言うと「教科書の詳しいバージョン」です。
学校で使っている教科書は、
「解説が簡単すぎて分からない」
「解法が基本パターンしかない」
「練習問題が答えしかない」
など、物足りないなと感じることが多いと思います。
そんなときに教科書の理解を助けてくれるのが参考書です。
”参考書の特徴”
- 学校での学習範囲をすべてカバーしている
- 問題のパターンが豊富
- 例題の解説がカラフルで見やすい
- 練習問題にもしっかり解説がある
辞書的に使おう
参考書は「辞書的に」使いましょう!
参考書は、学校での学習範囲をすべてカバーしているため、
”めちゃくちゃ分厚い”
のが普通です。
先ほども言ったように、参考書の使いどころは、
教科書の理解を助ける
ときです。
したがって、
「参考書の解説や問題をすべてやり切る!」という考えは今すぐ捨ててください。
真面目な生徒さんほど、それを本当にやりがちなんです。
”参考書の使いどころ”
- 教科書の解説だけでは分からないとき
- 教科書に載っていない形式の問題にぶつかったとき
- 練習問題の解説が気になるとき
このタイミングで参考書を開いて、部分的に見るようにしましょう。
まずは教科書から学習を始める。
それでも分からないところだけ参考書の出番。
という使い方をするのがポイントです。
問題集の特徴と使い方
問題集は、その名の通り問題がメインの教材です。
解説を読んで理解する参考書とは違い、問題を解いて理解することを目的にしています。
学校でも教科書とあわせて演習用のワークブックがあると思いますが、問題集はそのポジションと言えます。
問題集は「問題がメインの教材」
問題集が参考書と違うポイントは次の通りです。
”問題集の特徴”
- 問題の出題分野が絞られている
- 丁寧よりも簡潔な説明
- 演習量が豊富
問題集の中には、上の特徴に当てはまらないものも存在します。
例えば、
問題の出題分野が、参考書並みに広いもの
解説がカラフルなもの
などなど…
ですが、これらの参考書はオススメできません!
問題集は、なるべくシンプルで、問題が多すぎないものを選びましょう。
なぜそうなのかは、問題集の使い方にあります。
何度も繰り返して使おう
問題集は、何度も繰り返して使うことで効果を発揮します。
同じ問題を何度も解いたら、答えを覚えちゃうんじゃ…?
そう思いますよね。
でも、それでいいと思っています。
答えを覚えても、
「なぜその答えになるのか」
のプロセスが分かるまで繰り返せばいいんです。
「その問題の解答を自分の言葉で最後まで説明できるようになる」
これがちゃんと理解できたかの基準です。
最低でも3回は同じ問題を解きましょう。
「あ、この問題、あの問題集の○○ページの○番と同じだ」
となれば完璧です!
まとめ
今回の記事のまとめはコチラ⬇︎
- 参考書は、教科書を詳しくしたもの
- 参考書は、教科書を見ても分からない所を辞書的に使おう
- 問題集は、問題がメインの教材
- 問題集は、最低3周して解法を自分で説明できるぐらいを目指そう
自分に合った参考書&問題集を正しく使って点数アップを目指しましょう!