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参考書と問題集は違う!それぞれの特徴と使い方を解説

本を読む学生の画像

突然ですが、みなさんに質問です。

 

参考書と問題集の違いって分かりますか?

 

考えてみると、なんとなく分かるのではないでしょうか。

 

でも、そもそも参考書と問題集って違うの?と思った人も多いはずです。

 

この2つの違いが分かると、正しい使い方も分かります。

 

もし自分が学校の教科書以外にテキストを持っているなら、それが参考書なのか問題集なのか、考えながら見てみてください。

参考書の特徴と使い方

参考書は、教科書をイメージすると分かりやすいです。

 

参考書のイメージ画像

出典:『中学 自由自在 数学: 基礎から難関校受験まで (中学自由自在)』

 

構成を見てみると

  1. 例題
  2. 解説
  3. 練習問題

の順番に説明がなされている教材ですね。

 

では教科書とは、どう違うのでしょうか?

参考書は「教科書の詳しい版」

学者の画像

参考書は簡単に言うと「教科書の詳しいバージョン」です。

 

学校で使っている教科書は、

 

「解説が簡単すぎて分からない」

 

「解法が基本パターンしかない」

 

「練習問題が答えしかない」

 

など、物足りないなと感じることが多いと思います。

 

そんなときに教科書の理解を助けてくれるのが参考書です。

 

”参考書の特徴”

  • 学校での学習範囲をすべてカバーしている
  • 問題のパターンが豊富
  • 例題の解説がカラフルで見やすい
  • 練習問題にもしっかり解説がある 

辞書的に使おう

辞書の画像

参考書は「辞書的に」使いましょう!

 

参考書は、学校での学習範囲をすべてカバーしているため、

 

”めちゃくちゃ分厚い”

 

のが普通です。

 

先ほども言ったように、参考書の使いどころは、

 

教科書の理解を助ける

 

ときです。

 

したがって、

 

「参考書の解説や問題をすべてやり切る!」という考えは今すぐ捨ててください。


真面目な生徒さんほど、それを本当にやりがちなんです。

 

”参考書の使いどころ”

  • 教科書の解説だけでは分からないとき
  • 教科書に載っていない形式の問題にぶつかったとき
  • 練習問題の解説が気になるとき

 

このタイミングで参考書を開いて、部分的に見るようにしましょう。

 

まずは教科書から学習を始める。

 

それでも分からないところだけ参考書の出番。

 

という使い方をするのがポイントです。

問題集の特徴と使い方

問題集は、その名の通り問題がメインの教材です。

問題集の画像

出典:『高校入試「解き方」が身につく問題集 数学』

 

解説を読んで理解する参考書とは違い、問題を解いて理解することを目的にしています。

 

学校でも教科書とあわせて演習用のワークブックがあると思いますが、問題集はそのポジションと言えます。

問題集は「問題がメインの教材」

問題集が参考書と違うポイントは次の通りです。

 

”問題集の特徴”

  • 問題の出題分野が絞られている
  • 丁寧よりも簡潔な説明
  • 演習量が豊富

 

問題集の中には、上の特徴に当てはまらないものも存在します。

 

例えば、

 

問題の出題分野が、参考書並みに広いもの

 

解説がカラフルなもの

 

などなど…

 

ですが、これらの参考書はオススメできません!

 

問題集は、なるべくシンプルで、問題が多すぎないものを選びましょう。 

 

なぜそうなのかは、問題集の使い方にあります。

何度も繰り返して使おう

階段を登る人の画像

問題集は、何度も繰り返して使うことで効果を発揮します。

 

同じ問題を何度も解いたら、答えを覚えちゃうんじゃ…?

 

そう思いますよね。

 

でも、それでいいと思っています。

 

答えを覚えても、

 

なぜその答えになるのか

 

のプロセスが分かるまで繰り返せばいいんです。

 

その問題の解答を自分の言葉で最後まで説明できるようになる

 

これがちゃんと理解できたかの基準です。

 

最低でも3回は同じ問題を解きましょう。

 

あ、この問題、あの問題集の○○ページの○番と同じだ

 

となれば完璧です!

まとめ

今回の記事のまとめはコチラ⬇︎

  • 参考書は、教科書を詳しくしたもの
  • 参考書は、教科書を見ても分からない所を辞書的に使おう
  • 問題集は、問題がメインの教材
  • 問題集は、最低3周して解法を自分で説明できるぐらいを目指そう

 

自分に合った参考書&問題集を正しく使って点数アップを目指しましょう!